「最近、食事中によくむせるようになった」
「お口の中がパサパサして乾きやすい」
「硬いものが噛みにくく、食べるのが遅くなった」
このようなお口の機能の衰え(口腔機能低下症)は、実は手足の筋肉と同じように、毎日の少しのトレーニングで予防・改善できることをご存知ですか?
今回は、ご自宅でテレビを見ながらやお風呂に入りながらでもカンタンにできる、話題の「お口の体操」をご紹介します。
なぜ「お口の体操」が必要なの?
「噛む・飲み込む・話す」という動作は、唇、舌、頬、のどなど、お口周りのたくさんの筋肉が複雑に連携して行われています。
しかし、加齢や「やわらかい物ばかり食べる」といった習慣によって、これらの筋肉は少しずつ衰えてしまいます。
筋肉が衰えると、食べ物をうまく喉の奥へ送り込めなくなったり、お口ポカン(口呼吸)になって唾液が減ったりして、誤嚥(ごえん:気管に食べ物が入ってしまうこと)のリスクが高まります。これを防ぐためには、意識的にお口周りや舌の筋肉を大きく動かして鍛えることがとても大切です。
おすすめ!舌と唇を鍛える「あいうべ体操」
お口のトレーニングとして当院がおすすめしているのが、誰でもカンタンにできる「あいうべ体操」です。
お口周りの筋肉と「舌」をしっかり動かすことで、唾液の分泌が促され、飲み込む力がアップします。また、口呼吸から鼻呼吸への改善にも繋がります。
【あいうべ体操のやり方】
次の4つの動作を順番に、少し大げさなくらい口を動かして行います。声は出しても出さなくても大丈夫です。
- 「あー」:のどの奥が見えるくらい、口を大きく開きます。
- 「いー」:首の筋が浮き出るくらい、口を横に大きくイーッと広げます。
- 「うー」:唇をタコのように、思い切り前に突き出します。
- 「べー」:舌の根元が引っ張られるのを感じるくらい、舌を思い切り下へ突き出します。
この「あ・い・う・べ」のセットを、1日30回を目安に行ってみましょう。お風呂に入っている時や、食後の習慣にするのがおすすめです。(※顎関節症などで顎が痛む方は、「いー」「うー」だけにするなど、無理のない範囲で行ってください)
体操と同じくらい「お口の環境整備」も大切です
いくらお口の体操を頑張っても、「合わない入れ歯を使っている」「歯周病で歯がグラグラして痛い」という状態では、しっかりと噛む筋肉を使うことができません。
お口の機能を長持ちさせ、美味しく安全に食事を続けるためには、ご自宅でのトレーニングと併せて、歯科医院で「しっかり噛める環境」を整えることが必要不可欠です。
まとめ|定期的なチェックでお口の健康寿命を延ばしましょう
お口の機能は、ご自身では衰えに気づきにくい部分でもあります。
寺嶋歯科医院では、専用の機器を使って「噛む力」や「舌の筋力」を数値化する精密検査を行っています。
「最近少し飲み込みにくいな」「今の入れ歯、本当に合っているのかな?」と気になった方は、お気軽にご相談ください。患者様に合わせたトレーニング方法や改善プランを丁寧にご提案いたします。
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