「入れ歯が当たって痛いから、硬いものは避けている」
「外れやすいから、うどんやお豆腐など、やわらかい物ばかり食べている」
入れ歯をお使いの方で、このようなお悩みはありませんか?
実は、合わない入れ歯を我慢して使い続けることは、お口のトラブルだけでなく、「お口の機能低下(口腔機能低下症)」を招く大きな原因になってしまいます。
合わない入れ歯とお口の機能低下の深い関係
入れ歯が合わないと、どうしても「噛まなくて済む食事(やわらかい物)」を選ぶようになります。
すると、顎(あご)の筋肉や、お口周りの筋肉、舌の筋肉を使う機会がガクッと減ってしまいます。
手足の筋肉と同じで、お口の筋肉も「使わないと衰える」性質があります。噛む筋肉が衰えると、さらに硬いものが食べられなくなり、最終的には飲み込む力(嚥下機能)まで低下してしまうのです。
負の連鎖!「噛まない」ことで起こる悪循環
やわらかい物ばかり食べる生活が続くと、以下のような「負の連鎖(オーラルフレイル)」に陥りやすくなります。
- 噛む回数が減る:唾液の分泌が減り、お口の中が汚れやすくなる(むし歯や歯周病のリスク増加)。
- 栄養の偏り:お肉や野菜が食べづらくなり、炭水化物中心の食事になることで、全身の筋力が低下する。
- 誤嚥(ごえん)のリスク:舌やのどの筋力が落ちることで、食べ物が気管に入りやすくなり、肺炎のリスクが高まる。
「たかが入れ歯の不具合」と放置してしまうと、全身の健康や寿命にまで影響を及ぼす可能性があるのです。
しっかり噛める入れ歯で、お口の筋肉を取り戻す
お口の機能低下を防ぎ、いつまでも健康でいるための第一歩は、「しっかり噛めるお口の環境を整えること」です。
「今の入れ歯はもう古いから仕方ない」「痛いのは当たり前」と諦めないでください。ご自身のお口にぴったり合った入れ歯に調整したり、新しく作り直したりすることで、再びしっかり噛めるようになります。
噛めるようになれば、自然と噛む回数が増え、お口の筋肉もリハビリされていきます。
当院では「噛む力」を数値化して確認します
寺嶋歯科医院では、入れ歯の調整や作製を行う際、感覚だけでなく客観的なデータも大切にしています。
「咬合圧検査(Oramo-bfなど)」という専用の機器を使い、噛む力の強さをデジタル数値化して測定します。
しっかりと噛む力が発揮できているかを確認しながら治療を進めることで、より機能的で安心できる入れ歯をご提供し、お口の機能維持をサポートします。
まとめ|美味しく食べることは、健康寿命を延ばすこと
合わない入れ歯を我慢することは、お口の機能を衰えさせる原因になります。
「最近、食べにくいな」「よくむせるな」と感じたら、まずはお使いの入れ歯を見直すサインかもしれません。
当院では、通院が難しい方へ向けた「訪問歯科診療」でも、ご自宅や施設での入れ歯の作製・調整を行っております。ご本人様はもちろん、ご家族からのご相談もお待ちしておりますので、お気軽にお声がけください。
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